出生前診断とは

現在公式に認可されている出生前診断は、赤ちゃんの設計図である「染色体」の本数の異常を見つける検査となっています。主にダウン症、18トリソミー、13トリソミーが対象であり、その他の異常は検出率などに問題があり、日本では公式には認められておりません。いずれの検査にしても、検査の意義について十分な理解をしていただいた上でのご利用が必要です。必ずしも受けていただかないといけない検査でもありません。

当院では、ご希望の方にはお話をさせていただいてから、検査の種類をお選びいただきます。できるだけ、ご夫婦で検査前にお話を聞きにきていただければと思います(NIPTは必須)。なお、下記の検査が陽性の場合は必ず確定検査(羊水検査)が必要になります。なお、他院で妊婦健診を受けられている方で当院での出生前検査をご希望の方は、かならずお電話にてご予約ください

※事前のご夫婦でのご来院が難しい場合オンライン診療での対応も可能です。Curonをご利用ください。

※下記の表はPCサイトであれば確認できます。スマートフォンには対応しておりませんのでご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

※なお検査時には初・再診料+カウンセリング料が別途必要です。(表示価格は税込です)

  概要 限界点など 検査週数および費用
NT 赤ちゃんの首の後ろのむくみを超音波で測定し染色体異常のリスクを算出します。同時に赤ちゃんの構造を確認します。結果は1/○とでます ダウン症・13・18トリソミーの約半分を検出します。 妊娠11~13週
11000円
First screening NT検査に加え、お母さんの血液検査を加えることにより染色体異常のリスクの感度をあげます。結果は1/○とでます。 ダウン症・18トリソミーの8割を検出します。 妊娠11~13週
33000円
NIPT お母さんの血液の中に流れている赤ちゃんの遺伝子から染色体本数の過不足を推定します。結果は陽性・陰性と判定されます。 ダウン症・18トリソミー・13トリソミーの9割を検出しますが、検査を受けられるかは制限があります。 妊娠10週以降
94600円
クアトロテスト お母さんの胎盤から出てくるホルモンのバランスで染色体異常・神経管開存症のリスクを算出します、結果は1/○とでます。 ダウン症・18トリソミー・神経管開存症の8割を検出します。 妊娠15-17週
22000円
中期・後期胎児ドック 赤ちゃんの構造そのものを超音波で確認します。 染色体異常だけに限らない構造の異常を検出します。出生後にわかる構造異常の約半分を検出しますが、発達障害はわかりません。 妊娠中期18-20週
妊娠後期26-28週
15500円